【鉄と妊活の関係】~なぜ鉄不足が妊活に影響するのか?~

こんにちは、たつ整体院の泉本です。
今回は「鉄と妊活の関係」についてお話しします。

妊活のご相談を受けていると、体の土台となる「栄養不足」が背景にある方がとても多いです。その中でも特に大切なのが「鉄」です。

鉄の役割とは?

鉄は「血液をつくる材料」です。血液が十分につくられなければ、酸素や栄養が全身に行き渡らず、卵巣や子宮の働きにも影響が出ます。

実際に、鉄不足によって起こりやすい症状として

  • 疲れやすい
  • めまい、立ちくらみ
  • 頭痛
  • 冷え
  • 月経トラブル(経血量が多い、月経周期が乱れる)

などがあります。

これらは妊娠力を低下させる要因でもあります。

鉄不足と妊活の関係

  1. 卵巣機能の低下
    鉄が不足すると卵胞を育てるエネルギーが足りなくなり、質の良い卵子が育ちにくくなります。

  2. 子宮内膜が育たない
    妊娠の成立には、ふかふかのベッドのような子宮内膜が必要です。鉄不足は血流を悪くし、子宮内膜の厚みが不十分になりやすくなります。

  3. ホルモンバランスの乱れ
    鉄は脳内ホルモン(セロトニンやドーパミン)の材料にもなります。不足すると自律神経やホルモンの働きが乱れ、妊娠しづらい体質につながります。

現代女性に鉄不足が多い理由

・月経による出血
・加工食品や外食の増加(鉄を含む食材が少ない)
・ストレスによる吸収低下
・過度なダイエット
などが重なり、多くの女性で「隠れ鉄不足」が見られます。

◆鉄を補うには?

食事から取り入れる場合、赤身肉やレバー、魚、大豆製品、緑黄色野菜などがおすすめです。ただし、食事だけでは十分に補えないことも多いため、必要に応じて鉄サプリを利用するのも有効です。

ただし、注意点があります。
・吸収率が低い鉄剤を選んでしまう
・胃腸に負担がかかり、便秘や胃もたれを起こす
・合成葉酸との組み合わせで体に合わない場合がある
など、自己判断でのサプリメントはリスクを伴います。

整体でできること

たつ整体院では、整体を通して「血流を整える」「自律神経を安定させる」ことを行います。

鉄とタンパク質が血液の材料ですが、それを流すポンプや管の状態が悪ければ活かしきれません。


整体で循環を整えながら、栄養をしっかり取り入れることが、妊娠しやすい体づくりにつながります。

症例紹介

30代前半 女性(妊活歴2年)

以前から疲れやすく、立ちくらみや頭痛に悩まれていました。基礎体温も安定せずガタガタ、冷えも強い状態でした。

血液検査でフェリチン値(貯蔵鉄)が低いことがわかりりご来院。

当院で脳脊髄液の流れを整え、自律神経を安定させる施術を継続。

並行して食事改善を行ったところ、体温の二相性が安定し、生理周期も整ってきました。

数か月後には疲労感が改善し、月経周期も安定。半年ほどで自然妊娠につながりました。

40代前半 女性(体外受精に挑戦中)

不妊治療クリニックに通われていましたが、子宮内膜が厚くならず移植がうまくいかない状態でした。
当院で整体を受けながら鉄・タンパク質の摂取を意識してもらったところ、基礎体温が安定し、数か月後の検査で子宮内膜がしっかり育つように改善。医師からも「以前より内膜の状態が良い」と評価されました。

まとめ

妊活において鉄不足は見逃せない要因です。
・疲れやすい
・月経にトラブルがある
・冷えや頭痛がある
こうしたサインがある方は、鉄不足を疑ってみる必要があります。

「栄養」と「整体」の両面から体を整えることが、妊娠力を高める近道です。気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

たつ整体院